新・歴史学関係Webサイト調査
これはなに?
 

鵜飼政志

今日は16アクセスあります。  昨日は42アクセスありました。
今日のアクセス解析  昨日のアクセス解析  7016


このファイルは 2008/03/14 05:24:47に更新されました。
 かつて、日本の歴史学界でインターネット利用が始まった頃、学術サイトの公開も本格的に開始されました。しかし当時は(今でもそうですが)、学術サイトの基準さえ不明確で、すでにポータルサイトとして定評のあったYahoo JAPAN !を検索しても、趣味的(まさにマニア)なサイトが氾濫していて、いったいどれくらいの学術サイトがあり、どの程度の内容なのか把握しづらい状況が続いていました。
 そのようななか、開設したのがこのサイトの前身です。ジャンルにこだわることなく、歴史学研究の水準に達している、あるいは歴史学研究の見地から開設されたサイトを厳選したのがこのサイトのメインであるリンク集(タイトル同じ)「歴史学関係Webサイト調査」でした。そして、思いがけなく好評を得、10年が経過しました。
 10年前とは異なり、インターネットの学術利用状況は様変わりしています。日本のインターネット社会は、ブロードバンド時代とさえいえるほどの高速回線普及率を誇り、大学・アーカイブズ(さしあたり文書館・資料館)、図書館、学会・研究会がウェッブサイトを公開しているのはもはや常識といえる状況です。管理者が多忙になったこともありますが、個人で国内(そして一部の海外)サイトのすべてを把握し、それらから良質なサイト(=学術研究に役立つサイト)情報を提供するのは、いささか困難といえる状況です。
 それでも、時勢に翻弄されている昨今の学界によるサイト開設状況には一定の特徴があります。文書館や図書館によるデジタル・アーカイブズは増加する一方で、大学や学会のサイトは広報的側面以上のコンテンツ作成に積極的ではありません。個人による良質な学術サイトは、一部の人たちががんばっているとはいえ、衰退傾向であることを否定できません。インターネットとの関係をみるかぎり、他の学問に比べ、歴史学の世界はきわめて保守的になっているといわざるをえません。
 いかなるコンテンツを構築し、いかなる情報だけでなく何を伝えるのか、そんなサイトが構築されるのを期待しつつ、「歴史学関係Webサイト調査」も21世紀仕様にスタイルシートを本格導入(でもシンプル)してリニューアルすることにしました。

 ただし、一つだけ変わらないメッセージがあります。

インターネットで情報を収集しただけで、論文が執筆できるほど学問そんなに甘くないです
 活字アカデミズムとバーチャルリアリティーの世界は(歴史学の場合は特に)、必ずしも融合するとは限らないのです。そんな保守的な歴史学研究の現実を理解し、その克服を目指すこともまた、歴史学の課題であるはずです。ここまで肩肘張ることもないでしょうが、みなさん、それぞれの目的で頑張りましょう。